KAYTUS、2Uフォームファクターで8つの高性能プロセッサをサポートする新しいK24V2マルチノードサーバーを発表

自動車衝突シミュレーション、気象予測、バイオ医薬品モデリングなどの数値計算用途向けに設計されたK24V2高密度マルチノードサーバーは、限られたスペースで業界をリードする高性能コンピューティング能力を提供します。

シンガポール、ドイツ・ハンブルク — 2024年5月14日— ITインフラストラクチャの大手プロバイダーであるKAYTUSは、ISC High Performance 2024で最新のアップグレード製品であるK24V2マルチノードサーバーを発表しました。このサーバーは、コンパクトな2Uフォームファクターで4つのデュアルソケットノードをサポートし、合計8台の最先端のIntel/AMDプロセッサを搭載しています。K24V2は、極限のコンピューティング密度に最適化された先進の冷却技術を搭載し、コールドプレート液冷と空冷の両構成を提供します。特筆すべきは、液冷K24V2が総消費電力の80％以上を占めるコンポーネントを冷却するのに対し、空冷タイプは400WまでのTDPのCPU冷却をサポートすることです。高性能、エネルギー効率、卓越した信頼性を重視するK24V2は、モデリング、シミュレーション、その他の性能集約型用途などの要求の厳しいタスク向けに設計されています。

4倍のコンピューティング密度と高性能を実現

K24V2サーバーは、2Uフォームファクター内で4つのデュアルソケットノードをサポートし、ノード間で独立した運用を可能にします。各ノードは、2つの第5世代Intel^® Xeon^® プロセッサまたは最新の第4世代 AMD EPYC™ プロセッサに対応しています。最大5600MT/sのメモリ構成をサポートし、各ノードはInfiniBand、Omni-Path Architecture、RoCEなどのさまざまなネットワーク拡張に対応し、HPCクラスターのネットワーク要件を満たします。

性能と効率を高める最先端の冷却ソリューション

K24V2の液冷構成は、CPU、メモリ、VR（電圧レギュレータ）などの主要コンポーネントをカバーする統合型コールドプレート設計を採用しています。総消費電力の80％以上を占めるコンポーネントは液冷式で、放熱のための投資抑制と電力使用のバランスを取りながら、効率的な冷却を提供します。コールドプレートは、SCG 03やDAG 03などのさまざまな液冷コネクタに対応しており、データセンターで使用されるさまざまな液冷キャビネットとの互換性を確保しています。K24V2は、最大45℃の高温入口冷却液に対応し、一次ループは自然通風冷却塔からの吸入が可能です。さらに、業界をリードする45℃の周囲温度で効率的に動作するように設計されたこのシステムは、データセンターの運用におけるエネルギー消費を大幅に削減します。

K24V2の空冷バージョンは、高い吸気設計とカスタマイズされたヒートシンクにより、放熱性能を最大化します。このバリエーションは、最大400W TDPのCPUによる高密度実装をサポートし、空冷データセンター向けの超高性能と高密度のコンピューティング能力を提供します。

セキュリティと信頼性の確保、運用と保守の合理化

K24V2は、業界をリードするワット当たりの性能を実現するだけでなく、高い安全性と信頼性を備えています。4つのノードでチタン製電源ユニット（PSU）を共有し、システム全体でN+Nまたは3+1の冗長構成をサポートします。液冷バージョンは、統合されたコールドプレート設計を特徴としており、工場出荷前に、効果的に漏れを防ぐための窒素圧力テストを含む厳格な検査プロセスを受けます。注目すべきは、液冷バージョンはリアルタイムで漏れのあるノードを特定し、機器とデータ資産の安全を確保するためにノードの電源を自動的に遮断できることです。

K24V2は、簡単な操作性と保守機能により、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。4つのノードは、ホットスワップ可能な保守に対応し、フロントパネルに「ボタン」スタイルのノード切り替え機能を備えています。これにより、一元的な運用と保守のための保守機器の接続が簡素化され、バックエンドの熱風ダクトでの作業が軽減され、全体的な使い勝手が向上します。

新しいKAYTUS K24V2マルチノードサーバーの詳細については、ウェブサイトをご覧ください。 

KAYTUS について

KAYTUSは、クラウド、AI、エッジコンピューティング、その他の最新のアプリケーション向けに、革新的でオープンで環境に優しい製品を幅広く提供する、ITインフラストラクチャソリューションの著名なプロバイダーです。顧客中心のアプローチで、KAYTUSはその適応可能なビジネスモデルを通じて、ユーザーのニーズにアジャイルに対応しています。詳しくは KAYTUS.com をご覧ください

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