KAYTUS、2U半幅超高効率の新アーキテクチャの先駆けとなるK22V2サーバーを発表

標準的な1Uラックサーバー2台と比較して、K22V2は冷却効率を40%改善し、サーバーの総消費電力を最大8%削減します。

シンガポール、ドイツ・ハンブルク - 2024年5月23日 - ITインフラストラクチャの大手プロバイダーであるKAYTUSは、ISC High Performance 2024で、卓越したコンピューティング密度とエネルギー効率を備えたマルチノードサーバー K22V2 を発表しました。K22V2は、2Uフォームファクターに2つの独立したホットスワップシングルソケットコンピューティングノードを統合しています。各ノードは、12台のDDR5 RDIMM（4800MHz）を搭載した第4世代AMD EPYC™ 9004シリーズプロセッサ、または8台のDDR5 RDIMM（5600MHz）を搭載した第5世代Intel® Xeon®プロセッサをサポートし、柔軟なストレージおよびI/O構成を提供します。また、各ノードは6台のSATA/NVMe SSDまたは8台のE1.S SSDをサポートし、4個のPCIe 5.0スロットと1個のOCP NIC 3.0を搭載しています。このため、高コンピューティング密度と高冷却効率の両方を求めるお客様に適した、数値計算用途に最適な選択肢となります。

2U冷却とO&M効率により強化された先進の1Uコンピューティング密度

エネルギー効率を重視したK22V2は、2Uのスペースに2つのシングルソケットノードを水平レイアウトで搭載できます。各ノードは自律サーバーシステムとして機能し、プラグアンドプレイ対応による独立したホットメンテナンスが可能で、中断を最小限に抑えることができるため、O&M効率が大幅に向上します。この設計は、2Uの高効率ヒートシンクを選ぶ場合に適しています。2Uヒートシンクは、垂直方向のスペースを有効に利用できるため、長さが1Uヒートシンクのわずか5分の1であり、より効率的なサーバーレイアウトが可能です。さらに、1Uヒートシンクの空気抵抗は、同じ風量（50 CFM）の2Uヒートシンクの4倍であるため、より高出力のファンが必要となります。

テストデータによると、2Uスペースにおけるサーバーの冷却効率は、2つのシングルソケットノードを水平に並列配置した場合の方が、2つの1Uシングルソケットノードを垂直に積み重ねた場合よりも優れています。K22V2は、同じコンピューティング条件下で、標準的な1Uラックサーバー2台と比較して冷却効率が40%向上し、消費電力も最大8%削減します。

先駆的な新しいアーキテクチャによりコストパフォーマンスを向上

K22V2サーバーは、2つのノードがシャーシ、バックプレーン、ファン、PSUを共有する合理化されたモジュール設計を特徴としており、独立した2つのノードを持つ製品と比較して、L6コストに大きなメリットをもたらします。この先駆的なアーキテクチャは、高性能なシングルソケットプロセッサ用に最適化されており、1台のサーバーの障害が複数のタスクに影響を与えることに伴う移行コストの高さという問題に対処します。その結果、K22V2は汎用性が高く、コンピューティングからビッグデータまで幅広い一般的な用途をサポートし、要求の厳しいコンピューティング密度と冷却効率を必要とするシナリオに最適です。さらに、ユーザーにより利便性の高いO&Mを提供します。

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